学資保険の種類

学資保険にはどんな種類がある?それぞれの特徴と選び方
学資保険は多くの保険会社が、いろんなタイプや種類のプランを出しています。
あまりに多すぎるとどのような学資保険にすればよいのかと不安に感じるのも当たり前ですね。
学資保険にはどのようなタイプ(種類)があるのか、メリットデメリットを含めその特徴をお伝えしていきます。
学資保険のタイプ 大きく分けると2タイプ
簡単に大きくまとめると、タイプ別に貯蓄型と保障型の2種類に分類できます。
貯蓄型の学資保険
文字通り、子供のためにお金を貯蓄する、つまりお金を積み立てていくのを重視した学資保険です。
貯蓄型なので平均的に返戻率は高くなっていて、商品によっては105%以上のものもいくつかあります。
契約者が死亡した場合の保険料免除も基本的についています。
メリット
- 返戻率が高い
- 保険金を祝金として受け取れるので、学校入学時など節目での時に助かる
デメリット
- 子供にかかる医療費や契約者(親)に何かあった時の保障がない
保障型の学資保険
こちらは、いろいろな保障がついている学資保険です。
お金を積み立てていくことに加えて、医療保障や、万が一の手厚い保障がプラスされている学資保険です。
メリット
- 契約者(親)に万が一のことがあれば、満期までの間に受け取れるお金がある
- 子供の医療保障、死亡保障など積み立て以外の保障が受けられる
デメリット
- 一般的に保険料の支払額が高くなる
- 返戻率が低くなる傾向が高い
学資保険のタイプそれぞれの特徴
簡単に学資保険は大きく貯蓄型・保証型に分けられ違いもわかったと思います。
これらはさらに、祝金や育英年金、医療保障などが付いている学資保険、また、5年ごとに配当金が付く学資保険などのさまざまなタイプがあります。
聞きなれない言葉で、内容がよくわからない方もおられると思います。それぞれどんな学資保険なのかを具体的に説明していきます。
祝金付きの学資保険
祝金とは給付金とも呼ばれ、子供が学校に入学する時、成人時などいろいろな節目に祝金として受け取れるお金のことです。
学校に進学するときはそれなりの費用が必要ですからこの祝金があればお金がいるそのタイミングで受け取ることができるので助かります。
また、契約期間や満期時に受け取る保険金額に対して、何回祝金を受け取るのかで祝金額も変わってきます。
なお祝金は、保険会社からのプレゼントではなく、自分が支払っている保険料から支払われますので勘違いしないようにしてください。
利用する保険会社が決まれば、できるだけ担当者と相談するようにしましょう。
メリット
- いろいろな節目の資金に充てられる
- 祝金の回数を減らせば、満期保険金を受け取る額が多くなる
デメリット
- 祝金の回数が多いと、満期保険金額が少なくなる
- 祝金の回数が増えると返戻率が低くなる傾向がある
- 所得税と住民税の対象となる
5年ごと利差配当付きの学資保険
5年ごと利差配当付き学資保険については、簡単にいうと、保険会社がもうかったら5年ごとにその利益を配分しますよ、というものです。
株の配当金みたいなもので、一部の保険会社が運用している仕組みです。
メリット
- 祝金とは別に5年ごとの臨時収入になる
- 保険会社の利益が上がれば配当金も上がる
デメリット
- 経済状況によっては配当金に変動がある
- 保険会社の利益がなければ、配当されない時もある
育英年金付き学資保険
育英年金とは、契約者(親)が死亡したり、何らかの原因で障がいを負ってしまった時、満期になるまでの間、定期的に保険金を受け取れる保障がついた特約のことです。
※保険料の支払いが免除される特約(保険料払込免除)とは別の保障です。
メリット
- 定期的に決まったお金が入るため満期まで教育費用の不安が軽減される
デメリット
- 保険料が高くなる
- 返戻率が100%を下回る可能性が高くなる
- 所得税と住民税の対象となる
医療保障特約を付けれる学資保険
子供がケガや病気で医者にかかる事になった場合や、後遺症が残った場合に受け取れる保障(保険)、医療保障特約を付けれる学資保険です。
学資保険により内容は異なりますが、医療保障に、入院・手術・通院などの給付金が含まれている場合もあります。
メリット
- 子供にもしものことがあった場合の安心になる
デメリット
- 保険料が高くなる
- 返戻率が下がる
- 別の保険に加入している場合2重の支払いが生じる
貯蓄型と保証型のどちら学資保険がいいのか
こちらがいい!と一概にはお伝えできません。
なぜなら、それぞれの家庭状況(収入や子供の数など)が違うからです。
とにかく子供のためのお金を貯めたい!と思われる人は貯蓄型を中心に考えてください。
いや、貯蓄も大切だけど保障があったら安心!という人は保証型を検討しましょう。
ただ、最近では保証型よりも貯蓄型に人気があるように見受けられます。
保障型の育英年金や医療保障は他の学資保険以外の商品でも扱っているためです。
また医療保障は自治体などによって医療費補助制度もあります。
保障型を検討される場合は、面倒でも別途生命保険の商品と比較したり、住んでいる自治体がどのようになっているのか確認をしましょう。
また、現在契約している生命保険の内容も、忘れずに確認してください。
まとめ
分かりやすくざっくり説明しましたが、学資保険はこれらのタイプいくつかが組み合わさっているプランや、貯蓄型、保証型、それぞれ単体の商品もあり、育英年金や医療保障などは特約として付加する場合もあります。
学資保険を選ぶ際は、支払う保険料や返戻率ももちろん大切ですが、自分の子供にとってどのように学資金を貯蓄するのがいいのか、しっかり考えてみましょう。
それぞれの各ページでも詳しく説明していますので確認してみましょう。