フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」は2つのプラン
学資保険の中でも歴史のあるフコク生命の「みらいのつばさ」は、最大で105%と比較的高い返戻率の貯蓄型学資保険で、祝金の受け取り時期から、成長にあわせて祝金を受け取れる「みらいのつばさS(ステップ型)」と、大学入学資金に重点をおいた「みらいのつばさJ(ジャンプ型)」の2つのプランから選ぶことができます。
また他の学資保険にはあまりない魅力に、兄弟割引もあり、万が一の時の保険料払込免除も付帯しています。
「みらいのつばさS」ステップ型、入園、入学時に祝金を受け取る
みらいのつばさS(ステップ)型の内容
フコク生命の学資保険「みらいのつばさS」のステップ型は、3歳・6歳・12歳・15歳・18歳・20歳で祝金を、22歳で満期金を受け取れるプランです。
ご契約者の万が一の時保険料払込免除あり
被保険者が死亡した場合の保障死亡払戻金(責任準備金※相当額)あり
※責任準備金とは将来の保険金・祝金等をお支払いするために保険料の中から積み立てる積立金のこと

みらいのつばさステップ型
ステップ型の受け取れる祝金と満期学資金について
満期保険金額100万円・受取総額210万円の場合 | ||
年齢 | 金額 | 祝金・満期金 |
3歳 | 5万円 | 幼稚園入園祝金 |
6歳 | 5万円 | 小学校入学祝金 |
12歳 | 10万円 | 中学校入学祝金 |
15歳 | 10万円 | 高校入学祝金 |
18歳 | 70万円 | 大学入学祝金 |
20歳 | 10万円 | 成人祝金 |
22歳 | 100万円 | 満期保険金 |
このようにステップ型は入園・入学の際の教科書・制服代や、成人式にかかる費用にも備えることができる学資保険となっています。
また、祝金が必要でなければ、祝金の申請をしなければ据置になり、据え置くことで所定の利息もつくため、ステップ型は柔軟に祝金を活用できるプランと言えます。
ステップ型の被保険者の加入年齢と祝金と満期金について
ステップ型の被保険者の加入年齢と、満期保険金額に対する祝金・満期金の支払割合は以下のようになります。
被保険者の加入年齢によっては、祝金が受け取れない年齢もあります。
ステップ型で満期保険金額100万円の場合は、子供が1歳の時までに加入していれば3歳で5万円、6歳で5万円、12歳で10万円、15歳で10万円、18歳で70万円、20歳で10万円、22歳で100万円と、すべての祝金・満期金を受け取ることができ、祝金・満期金の受取総額は210万円となります。
一方、ステップ型で満期保険金額100万円、子供の年齢が5歳以降に加入すると、12歳で10万円、15歳で10万円、18歳で70万円、20歳で10万円、22歳で100万円を受取可能です。
受け取れる祝金の回数が少なくなるので、祝金・満期金の受取総額は200万円となります。
ステップ型ですべての祝金を受け取りたいのであれば、子供の年齢が1歳までに加入しておくといいでしょう。
ステップ型の保険料と返戻率をシミュレーション!
ステップ型で、契約者が男性30歳、被保険者が0歳、満期保険金額100万円、受取総額210万円のプランで契約した場合のシミュレーションした保険料と返戻率をご紹介します。
払込期間で比較
みらいのつばさステップ型では、払込期間は11歳・14歳・17歳から選べます。
ステップ型・満期保険金額100万円の場合 | |||
払込期間 | 11歳 | 14歳 | 17歳 |
月の保険料 | 15,186円 | 12,131円 | 10,170円 |
払込総額 | 2,004,552円 | 2,038,008円 | 2,074,680円 |
受取総額 | 210万 | 210万 | 210万 |
返戻率 | 104.7% | 103.0% | 101.2% |
ステップ型では祝金をこまめに受け取れる代わりに、返戻率は17歳払込で101.2%とやや低めに設定されています。
しかし、14歳払込では返戻率103.0%、11歳払込では返戻率104.7%と、早めの年齢で払込を終えることで高めの返戻率を目指すことも可能です。
契約者の年齢別で比較
契約者の年齢や性別によっても同じプランでも保険料、返戻率は変わります。
被保険者0歳、口座振替、月払い、払込期間11歳プランでステップ型申込の場合の保険料と返戻率は以下のようになります。
払込期間14歳
被保険者0歳、口座振替、月払い、払込期間14歳プランでステップ型申込の場合の保険料と返戻率は以下のようになります。
払込期間17歳
被保険者0歳、口座振替、月払い、払込期間17歳プランでステップ型申込の場合の保険料と返戻率は以下のようになります。
「みらいのつばさS(ステップ)型」の詳細一覧
フコク生命の学資保険「みらいのつばさS(ステップ)型」の詳細は下表の通りです。
S(ステップ)型 | |
満期年齢 | 22歳 |
子供の加入年齢 | 0~7歳(出産予定日の140日前から加入可能) |
祝金支払年齢 | 3歳・6歳・12歳・15歳・18歳・20歳 |
満期金支払年齢 | 22歳 |
払込期間 | 11歳・14歳・17歳から選べる |
契約者年齢 | 男性 18~70歳 |
女性 16~70歳 | |
※契約プランや子供の年齢による | |
祝金据置 | あり |
払込免除制度 | あり |
育英年金 | なし |
死亡保障 | 子供が死亡した場合、責任準備金を死亡返戻金として支給 |
祝金・満期金支給日 | 子供の満年齢が2歳7ヶ月、5歳7ヶ月、11歳7ヶ月、14歳7ヶ月、17歳7ヶ月、19歳7ヶ月、21歳7ヶ月に達した直後の11月1日 |
医療保障 | フコク生命の医療保険にパック加入可能 |
「みらいのつばさJ」ジャンプ型、大学進学時に祝金を受け取る
みらいのつばさJ(ジャンプ)型の内容
フコク生命の学資保険「みらいのつばさJ(ジャンプ)型」は、18歳で祝金を、22歳で満期金を受け取るタイプの学資保険です。
ご契約者の万が一の時保険料払込免除あり
被保険者が死亡した場合の保障死亡払戻金(責任準備金※相当額)あり
※責任準備金とは将来の保険金・祝金等をお支払いするために保険料の中から積み立てる積立金のこと

みらいのつばさジャンプ型
満期保険金額100万円・受取総額200万円の場合 | ||
年齢 | 金額 | 祝金・満期金 |
18歳 | 100万円 | 大学入学祝金 |
22歳 | 100万円 | 満期保険金 |
このように、ジャンプ型は最も教育費がかかる大学入学時にまとめて祝金を受け取るプランなので、大学進学に備えたい人向けのプランと言えます。
ジャンプ型では、ステップ型のように何回も祝金を受け取らない代わりに返戻率がステップ型より0.7%~1%程度高くなります。
ジャンプ型の被保険者の加入年齢と祝金と満期金について
ジャンプ型の被保険者の加入年齢と、満期保険金額に対する祝金・満期金の支払割合は以下のようになります。
満期保険金額に対する祝金・満期金の支払割合 | ||
加入年齢 | 18歳 | 22歳 |
0歳 | 100% | 100% |
1歳 | ||
2歳 | ||
3歳 | ||
4歳 | ||
5歳 | ||
6歳 | ||
7歳 |
ジャンプ型では被保険者が加入可能年齢7歳までであれば、何歳で加入しても、満期保険金額100万円の場合、18歳で祝金100万円、22歳で満期金100万円が受け取れます。
ジャンプ型の保険料と返戻率をシミュレーション!
ジャンプ型で、契約者が男性30歳、被保険者が0歳、満期保険金額100万円、受取総額200万円のプランで契約した場合のシミュレーションした保険料と返戻率をご紹介します。
払込期間で比較
みらいのつばさジャンプ型でも、払込期間は11歳・14歳・17歳から選べます。
ジャンプ型でも早めの年齢で払込を終えることで高めの返戻率が可能です。同じ条件ではステップ型よりもジャンプ型の方が返戻率は少し上がります。
契約者の年齢別で比較
契約者の年齢や性別によっても同じプランでも保険料、返戻率は変わります。
被保険者0歳、口座振替、月払い、払込期間11歳プランでジャンプ型申込の場合の保険料と返戻率は以下のようになります。
払込期間14歳
被保険者0歳、口座振替、月払い、払込期間14歳プランでジャンプ型申込の場合の保険料と返戻率は以下のようになります。
払込期間17歳
被保険者0歳、口座振替、月払い、払込期間17歳プランでジャンプ型申込の場合の保険料と返戻率は以下のようになります。
みらいのつばさJ(ジャンプ)型の詳細一覧
フコク生命の学資保険「みらいのつばさJ(ジャンプ)型」の詳細は下表の通りです。
ジャンプ型 | |
満期年齢 | 22歳 |
子供の加入年齢 | 0~7歳(出産予定日の140日前から加入可能) |
祝金支払年齢 | 18歳 |
満期金支払年齢 | 22歳 |
払込期間 | 11歳・14歳・17歳から選べる |
契約者年齢 | 男性 18~70歳 |
女性 16~70歳 | |
※契約プランや子供の年齢による | |
祝金据置 | あり |
払込免除制度 | あり |
育英年金 | なし |
死亡保障 | 子供が死亡した場合、責任準備金を死亡返戻金として支給 |
祝金・満期金支給日 | 子供の満年齢が17歳7ヶ月、21歳7ヶ月に達した直後の11月1日 |
医療保障 | フコク生命の医療保険にパック加入可能 |
「みらいのつばさJ(ジャンプ)型」お得なプランの選び方
ジャンプ型とステップ型はどう選ぶ?
ステップ型はジャンプ型に比べて返戻率はやや下がりますが、祝金が入園・入学時にこまめに受け取れ、祝金が必要でない時には据え置いて利息をつけることもでき、据え置いた祝金はいつでも引き出せるなど、祝金の受け取りに融通が利くため、進学に私立の学校を考えているご家庭や、進学時の資金に不安な場合は、ステップ型が安心です。
一方、入園・入学時の資金は貯蓄でまかなえるというご家庭には、返戻率が高く、一番お金がかかる大学入学前に祝金をまとめて受け取ることができるジャンプ型がおすすめです。
ご家庭それぞれの教育プランに合わせて選ぶのが理想です。
プランの内容はどれにするのがいい?
大学入学から卒業までにかかる金額をもとに、「みらいのつばさ」のどのようなプランにすればよいのかをご紹介します。
以下は大学1年目に支払う金額の表と、大学の学費(年間)の表になります。
大学1年目に支払う金額 | |
国立 | 77万8,492円 |
私立文系 | 114万6,819円 |
私立理系 | 150万1,233円 |
独立行政法人 日本学生支援機構「平成28年度学生生活調査」
上記のように、大学1年目には国立で約78万円、私立文系で約115万円、私立理系で約150万円かかります。
さらに、4年制の国立大学入学から卒業までにかかる金額は300万円弱、私立大学文系ではおよそ550万円、私立大学理系ではおよそ600万円弱です。
このほか、子供が一人暮らしをする場合には家賃が、留学する場合には留学費用がかかってきます。
大学入学時と、卒業までにかかる費用の一部もしくはほぼ全てを学資保険でまかなうのであれば、「みらいのつばさ」ジャンプ型の満期保険金額200万円・受取総額400万円のプランが最もおすすめです。
一方、大学入学時の費用のみ学資保険でまかなうのであれば、「みらいのつばさ」ステップ型の満期保険金額200万円・受取総額420万円のプランや、ジャンプ型の満期保険金額100万円・受取総額200万円のプランもおすすめです。
また大学は国立のみに絞るという人で、大学入学時の費用のみ学資保険でまかなうという場合は、「みらいのつばさ」ステップ型の満期保険金額100万円、受取総額200万円のプランも視野に入ってきます。
「みらいのつばさ」学資保険での注意点
保険料払込、支払い方法
「みらいのつばさ」の保険料の支払い方法は、口座振替か送金のみとなります。クレジットカード払いはできません。
特約を充実させたい場合
「みらいのつばさ」では、育英年金や医療保障がありません。
育英年金や医療保障などの保障特約がつくと、返戻率が低くなりがちで元本割れも珍しくないため、特約がついていればいいというわけではありませんが、どうしても学資保険に育英年金や医療保障などの充実した特約をつけたいという場合は、別途フコク生命の医療保険にパック加入を検討したり、別で医療保険の加入を考える必要があります。
学資保険の満期年齢が22歳のみ
「みらいのつばさ」は満期年齢が22歳と遅めに設定されています。繰上申請をすれば、満期年齢を引き下げることもできますが、受け取る満期金は減らされてしまいます。
このため、満期年齢がもっと早い学資保険や、満期年齢に融通がきく学資保険がいい場合は向いていません。
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」10のメリット
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」の10のメリットをご紹介します。
ステップ型(分割受取)とジャンプ型(一括受取)の2つのプランから選べる
フコク生命「みらいのつばさ」は、ステップ型とジャンプ型の2つのプランから選べます。
ステップ型は学資金を3歳・6歳・12歳・15歳・18歳(祝金)、22歳(満期金)の7回に分けて受け取れる代わりに、全体の返戻率がジャンプ型よりやや低くなるプランです。
ジャンプ型は学資金を18歳(祝金)、22歳(満期金)の2回に分けて受け取るプランで、その分ステップ型より返戻率が0.8~1%高くなります。
最大105%を超える返戻率
「みらいのつばさ」は返戻率が最大で105%を超える、比較的返戻率の高い学資保険です。
条件にもよりますが、返戻率はほぼ100%以上で、払い込んだ保険料より受取総額が少なくなる「元本割れ」がほとんどないのが特徴です。
兄弟割引で保険料が安くなる
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」では、2人目から保険料が割引になる「兄弟割引」があります。
契約者が同じで、1人目の契約が有効な期間であれば、同時契約でなくても2人目以降に兄弟割引が適用されます。
兄弟割引の割引額は、月払いの場合で、満期保険金額10万円につき月10円です。
満期保険金額が100万円の場合、月100円割引になるので、1年で1200円割引、10年で12000円割引になります。
金額にすると少なく感じるかもしれませんが、返戻率で比べると以下のようになります。
契約時に契約者が男性30歳、子供0歳の場合
ジャンプ型・満期保険金額100万円・兄弟割引なし | |||
払込期間 | 11歳 | 14歳 | 17歳 |
月の保険料 | 14,354円 | 11,467円 | 9,614円 |
払込総額 | 189万4,728円 | 192万6,456円 | 196万1,256円 |
受取総額 | 200万円 | 200万円 | 200万円 |
返戻率 | 105.5% | 103.8% | 101.9% |
ジャンプ型・満期保険金額100万円・兄弟割引あり | |||
払込期間 | 11歳 | 14歳 | 17歳 |
月の保険料 | 14,254円 | 11,367円 | 9,514円 |
払込総額 | 188万1,528円 | 190万9,656円 | 194万856円 |
受取総額 | 200万円 | 200万円 | 200万円 |
返戻率 | 106.2% | 104.7% | 103.0% |
このように、上記の条件で兄弟割引ありの場合だと、兄弟割引なしに比べて返戻率が0.7%~1.1%も高くなるため、子供が2人以上いる人は活用したいところです。
祝金を11月1日に受け取れるため、大学の推薦入試やAO入試にも間に合う
「みらいのつばさ」では、祝金が出る年の11月1日に祝金を受け取ることができます。
祝金の受取日が早めの時期に固定されているので、大学の推薦入試やAO入試に合格して入学金を納付する際にも間に合います。
払込期間は3つから選べる
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」では、申し込み年齢は子供が0~7歳の間で、払込期間は11歳、14歳、17歳の3つから選ぶことができます。
払込期間が11歳だと、月々の保険料は高くなりますが、支払い期間が短く、全額払込後の保険会社の運用期間が長いため、払込総額は最も少なく、返戻率は最も高くなります。
払込期間が17歳だと、月々の保険料は安くなりますが、支払い期間が長いため、払込総額は最も高くなり、返戻率は最も低くなります。
どのプランでもある程度長い期間支払いを続けることになるので、月々の保険料を無理のない金額で設定し、払込期間を選択するといいでしょう。
5年ごとに配当金がある
「みらいのつばさ」では、契約後6年目から、5年おきに積立配当金が発生し、規定された利率で運用されます。
この利率は金利水準などによって変動します。
学資保険は一般的に無配当の商品が多く、インフレで金利が上がっても恩恵が受けられませんが、フコク生命の学資保険は配当金が受けられるため、他の学資保険よりはインフレに強い商品となっています。
ただし、状況次第で積立配当金がない年もあります。
積立配当金は契約者が請求した場合や、契約が終わった場合に受け取ることが可能です。
祝金の据え置きができる
祝金は請求しなければ自動的に据え置かれます。
また据え置いた祝金は、フコク生命で規定された利率で利息がつくので、特にお金が必要でない時には据え置くと少しお得です。
据置利率は変動しますが、参考までに平成28年の据置利率は年0.02%となっています。
なお据え置いた祝金についてはいつでも引き出すことが可能です。
高齢でも契約できる
契約者の年齢は、加入プランや子供の年齢、払込期間にもよりますが、最高70歳まで加入することが可能です。
親が高齢の場合や、孫と同居して扶養している祖父母が親権者の同意を得て契約する場合も加入しやすくなっています。
万が一の時も安心の「保険料払込免除特約」付き
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」には、万が一の時にも安心な「保険料払込免除特約」がついています。
「保険料払込免除特約」は、契約者が高度障害状態になった場合や、亡くなってしまった際に、それ以降の保険料の払い込みが免除され、祝金や満期金が受け取れるという内容です。
教育資金の積立には銀行の積立式定期預金もありますが、万一の時を考えるとこういった保障は安心です。
また「みらいのつばさ」には万一子供が死亡した場合の死亡保障もついています。
電話で申し込みができる
フコク生命では学資保険専用の電話番号があり、資料請求のほか学資保険の詳しい説明や見積もりなどの相談ができます。
電話はフリーダイヤルです。
学資保険に申し込みする際に何度も家に来てもらう必要がなく、電話でプランを決めて申し込むことができるので、子育てで忙しい家庭に優しい仕組みになっています。
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」の5つのデメリット
満期年齢が22歳のみで、大学入学時の一括受取ができない
「みらいのつばさ」は満期年齢が22歳のみとなっています。
そのため、大学入学時や大学在学中など、予想外に教育費がかかった際に満期金を活用できないという欠点があります。
理系の場合は大学院に進学することは一般的ですし、医歯薬学部は6年制なので、そういった人には22歳での満期金受取は問題ないかもしれませんが、それ以外の人にとっては大学卒業時に満期金を受け取ることになるため、遅すぎると感じるのではないでしょうか。
大学在学中の費用として学資保険を検討しているのであれば、他の学資保険も視野に入れたほうがいいかもしれません。
ただし「みらいのつばさ」でも、繰上申請をすれば、満期を繰り上げて満期金を受け取ることもできます。
繰上が可能になる年齢は、契約している内容によって異なります。
しかし繰り上げた期間に応じて満期金は減額されるので、繰上が本当に必要か慎重に見極めたほうがいいでしょう。
育英年金、医療保障といった保障特約が付帯できない
フコク生命の学資保険では、育英年金や医療保障といった保障特約がつけられません。
学資保険の育英年金とは、契約者が高度障害になったり亡くなったりした場合に保険料の支払いが免除された上、学資保険が満期になるまでの期間、育英費用として所定の年金が受け取れる特約です。
また学資保険の医療保障とは、子供が病気やケガをした際に入院給付金や手術給付金、通院給付金などが受けられる特約です。
ただし、これらの保障特約がつくと、学資保険の返戻率が低くなる傾向があり、返戻率が100%を切る「元本割れ」になるものが多いです。
フコク生命の学資保険はこれらの保障特約がつかないから返戻率が比較的高く設定されているという面もあります。
学資保険に育英年金や医療保障といった保障特約がついていなくても現在加入している保険などでカバーできる場合もありますし、住んでいる市区町村によっては乳幼児から小学6年生までの医療費を助成する制度があることもあるので、これらの保障特約が本当に必要かどうかはよく考えたほうがいいかもしれません。
またフコク生命では学資保険自体には医療保障がありませんが、学資保険を契約する際にフコク生命の医療保険にパック加入することはできます。
兄弟割引が使えないと返戻率が見劣りする
フコク生命の学資保険では兄弟割引があり、2人目以降は返戻率が最大で1%程度高くなります。
この兄弟割引が使えない場合、フコク生命の学資保険は、他社の高い返戻率が売りの学資保険より見劣りする場合があります。
一括払い(一時払い)ができない
フコク生命の学資保険では、一括払いの「一時払い」ができません。代わりに保険料を全額前払いする「全期前納」は出来ます。
「一時払い」と「全期前納」は両方とも全額保険料を払い込む方法なので、同じように思うかもしれませんが、「一時払い」のほうが「全期前納」より保険料の割引率が高くなるなど、内容は異なります。
以下で「一時払い」と「全期前納」の違いを見ていきましょう。
「一時払い」の特徴
- 保険会社が全期間の保険料を受け取り、保険料の支払いが終了する
- 全期前納より保険料の割引率が高い
- 保険料払込免除特約」が適用されず、満期までの間に契約者が高度障害状態になったり亡くなったりしても支払い済みの保険料は払い戻されない
- 生命保険の所得控除が一時払いした年しか受けられない
- 途中で解約した場合、一時払いから年数が経っているほど解約返戻率が高くなり、解約時期によって払い済みの保険料を上回る場合も下回る場合もある
「全期前納」の特徴
- 保険会社が全期間の保険料をいったん預かり、保険会社が毎年保険料を支払う
- 一時払いより保険料の割引率が低い
- 「保険料払込免除特約」が適用され、満期までの間に契約者が高度障害状態になったり亡くなったりしたら、支払い済みの保険料が払い戻される
- 生命保険の所得控除が毎年受けられる
- 預かり金から保険料が支払われた分は解約返戻金として、その他まだ預かっている保険料はそのまま返還される
このように、「一時払い」では「全期前納」よりも一括で支払う保険料の割引率が高くなり、解約した場合も、戻ってくるお金が高くなる傾向があります。
その他の面では「全期前納」の方がお得な内容もあるので、どちらをお得と見るかはその人の考え方によります。
フコク生命の学資保険では「全期前納」と「一部前納」しかできないので、その内容を把握したうえで支払い方法を決めましょう。
途中でプラン変更ができない
「みらいのつばさ」にはステップ型とジャンプ型、2つのプランがありますが、いったんどちらかに申し込むと、途中で別のプランに変更することができません。
プラン選びは慎重に行いましょう。
フコク生命「みらいのつばさ」総合的評価
総合的にわかりやすい内容で加入しやすい!
フコク生命の「みらいのつばさ」は、学資金を受け取る時期を2つのプランにはっきりわかりやすくわけてあるので、自分がどう学資金を受け取りたいかを決めていれば、とても選びやすい学資保険です。
またこまめに祝金を受け取るステップ型にすると、返戻率もあまり魅力ないのかなと思いがちですが、払込を少し早い11歳にすれば、104,7%と学資保険の中では、返戻率もよい方ですし、なんといっても、祝金を別に受け取らなくていい場合も、据置でき、その分利息もつき、さらにいつでも引き出せるので、他社では少ない幼稚園入学前から祝金が受け取れるというプランは、必要になったとき、気持ち的に安心なのではないでしょうか。
そしてメリットでもご紹介した通り、祝金は11月1日と固定されているので、誕生日や契約日にそって支払日が決めれれている学資保険より、とてもわかりやすく受け取りも間違いなく事前にできるので、安心です。
総合的に、とてもわかりやすい、契約する人に優しい学資保険だと思います。
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