学資保険とは

子供が産まれ、学資保険を考える状況になったとき、だれでもわからないことだらけだと思います。
いろいろな学資保険の商品の中から選ぶにも、ある程度の学資保険についてのことを知っておいた方が、自分のライフプランにあった学資保険を賢く選択することができます。
学資保険の仕組みやポイントなど学資保険とはどういうものなのかを簡単にご紹介します。
さらに詳しい詳細は下方の各ページでご確認ください。
学資保険の仕組み
金融商品は世の中にたくさんあって、保険もそのひとつです。
そして保険は大きく「生命保険」と「損害保険」の2種類に分けることができます。
学資保険は生命保険の種類に属する貯蓄型の保険となります。
生命保険会社なら学資保険を用意しているところが多いので、探すときは生命保険会社を複数チェックしてみましょう。
学資保険は計画的に貯蓄できる保険
学資保険は保険料を定期的に保険会社に支払う(預ける)仕組みになっています。
今では銀行口座からの自動引落が主流なので、契約後は自分で振込に行く面倒がないうえ、保険会社が保険料の管理をしてくれるので手間がかかりません。
共働きや忙しいご夫婦にとって、計画的に貯蓄できる保険となります。
毎月定額の保険料を支払う方法もあれば、毎年支払う「年払い」や、保険料全額を支払っておける「一括支払い」「全納払い」など、保険料支払い方法は複数あります。
成長に合わせてお金が受取れるシステムで教育費をカバー
学資保険では、子供の成長に合わせてお金が受取れる「祝金」があります。
祝金と聞くと、保険会社からのプレゼントのように感じるかもしれませんが、これはあなたが支払った保険料から、入学時などにお金を支払いますよ、というシステムです。
学資保険の満期年齢は大学入学時の18歳と大学卒業年度の22歳満期が多いのですが
- 中学・高校・大学の入学時のタイミングに一定の金額が受取れる
- 大学に入ってから定期的に受取れる
といったプランが多く用意されています。
イベント時はお金が必要になりますので、この祝金でカバーするのもひとつの方法です。
また祝金は、必ずもらう必要もありません。
満期年齢(18歳・22歳)にまとまったお金が必要なご家庭は満期保険金として一度に受取ることも可能です。
それぞれの家庭状況もありますので、家計の状態を見ながらどうするかを考えることができます。
支払保険料以上の保険金がもらえるからお得
学資保険の特徴のひとつが、支払った保険料より多くの学資金がもらえることがあることです。
実は保険会社は、預かった保険料をうまく運用して利益を得るように努力し、得た利益を保険金に上乗せしてくれています。
※保険料の運用について、契約者に何らかの負担が掛かることはありません。
つまり、支払った保険料+利益(利息と考えて下さい)が保険期間満了で受取ることができます。
これを満期保険金と言います。
この上乗せ金は、銀行の利率よりも良いとも言われていますが、その時々の経済状況にも左右されるので、契約前にしっかり確認しておきましょう。
満期保険金をたくさんもらうためには返戻率をチェック
返戻率とは、支払った保険料総額に対して、受取れる保険金(祝い金や満期保険金)総額の割合のことです。
返戻率の方程式
(満期保険金+お祝い金)÷払込み保険料総額×100
よく「返戻率〇%」と表記されています。
この〇%が100以上であれば、戻ってくるお金も多くなります。
逆に、100%を切ると保険料総額に対して戻ってくる金額が少なくなります。
返戻率を少しでも高くするための方法もありますので、確認してみましょう。
学資保険は、契約者に「もしものこと」があっても保険金は受け取れる
学資保険の代表的な特徴の一つは、契約者に万が一のこと(死亡したり、働けなくなった時など)があっても、保険金は契約時のまま受取ることができるということです。
もし、契約者の自分にもしものことがあって、保険料が支払えなくなっても、心配にはおよびません。
その上、保険料の支払いも免除されるという、心強い保障もあります。
学資保険には貯蓄型、保障型がある
学資保険は子供の教育費を貯めるための保険ですが、この仕組みに加えて何らかの保障を追加できる保障型のプランもあります。
育英年金や死亡保険が受取れるもの、子供の医療保障があるもの、いろいろなタイプがあります。
生命保険会社によってその内容が異なりますので、各学資保険の内容を比較して確認してみましょう。
保証型になると保険料が高くなったり、返戻率が下がる傾向が強いので、その点も含めて検討してみてください。
学資保険の仕組みを知り、賢く選ぼう!
学資保険の仕組みを知ることで、自分がどのような学資保険を選べばいいのか見えてきます。
今後の生活設計を考えながら、自分の家庭にあわせた学資保険のプランを賢く選ぶようにしましょう。