学資保険に役立つ知識

かんぽ生命の不正!学資保険は大丈夫?

かんぽ生命の不正

かんぽ生命不正販売問題の最新情報

ついに、2019年12月27日「かんぽ業務停止命令」が出されました!

詳しくはコチラ

 

2020年9月11日発表最新情報

かんぽ生命保険の営業を10月5日から再開することが発表されました。
しかしまずは勧誘よりも謝罪を優先にとのことで、本格的な営業は来年4月以降と考えられています。

ただ、ゆうちょ銀行の不正引き出し問題や、不正販売問題での処分問題など、ここにきて新たにいろいろな問題が指摘されています。

まだまだこの後どのような流れになるのか当面油断できない状況です。

 

2020年6月30日発表最新情報

6月に入り、またかんぽ生命に関わる情報が騒がしくなっています。

6月12日には、かんぽ生命の販売員が、コロナウイルスの影響で収入が減った個人事業主が国からの支援として受け取れる給付金を、コロナの影響ではなく、かんぽの営業自粛で収入が減っているのにもかかわらず、受給申請していたことが公表されました。これについては、申請の取下げや給付金の返還に応じていない社員もおり、このような状況にさらに不信感を抱いてしまいます。

6月15日には、定時株主総会が開かれ、不正販売はもちろん、今回の給付金問題についても株主から批判されています。

そんな中、6月30日、不正販売を行った社員2448人に、業務停止や、販売資格の業務廃止などの処分が行われたと発表されましたが、また問題がでてくるのではないかと不安になりますね。

まだまだ営業どころではないのが現状です。

 

2020年3月25日発表最新情報

2019年の年末に出された「かんぽ業務停止命令」は2020年3月31日の3か月間となっていましたが、日本郵政グループは、さらに4月からも営業活動の再開を自粛することを決定しました。

追加調査の継続や、再発を繰り返さない取り組みを優先するのが理由で、再開については今後の状況で判断されることになりました。

まだしばらくかんぽの営業はなさそうですね。

 

かんぽ生命の不正販売について

2019年6月24日に記者発表 不正が公に

顧客に不利益になる、もしくは不利益になってしまうような保険の乗り換え契約を勧めた疑いが社内調査で明らかになった、と記者発表が行われました。

保険の乗り換えとは、現在契約している商品を途中(満期になる前に)で、新しい保険に切り替える手続きです。

保険の乗り換え自体はこれまでもありました。

 

しかし、平成29年(2017年)10月に医療特約新商品(入院時の保険金を上乗せするもの)が出てから、乗り換えの契約がこれまでの2倍に増えたんです。

さらに西日本新聞への内部告発もあり、かんぽ生命も社内調査に乗り出しました。

世間に公表した後は金融庁も乗り出しての現状確認と真相解明が行われています。

 

被害件数は増える一方

当初、かんぽ生命は「独自で約2万1000件の新規契約を点検したところ、不正を思われる契約乗換が5800件があった」と発表しています。

しかし、その後の調査で不利益を受けたと思われる契約者は9万件以上と、どんどん増えていきました。

もしかすると、まだ明らかになっていない被害が、これからも出てくる可能性も考えられます。

 

被害を受けたのは主に高齢者

保険の乗り換えについてはこれまでも行われてきましたが、それは契約者にとって何らかのメリットがあるからです。

しかし今回の件では、ほとんどが必要のない切り替えで、保険料が割り高になる事例が多く、契約者の多くが高齢者でした。

収入の少ない高齢者が高額な保険料を支払うとなると、かなりの負担が生じることが考えられますよね。

ネット上の記事でも、「保険料の支払いができずに・・・」「とても負担に感じている・・」など、高齢者の嘆きも多くみられました。

 

大きな問題は保険料の二重払い

不正内容の中で特に問題視されているのが、契約者に保険料を二重払いさせていたことです。

すでに保険に加入しているにもかかわらず、さらに新規に保険を契約させ、加入中の保険契約を解約を遅らせる現状がありました。

自分たちの営業成績につなげるためです。

 

その結果、契約者は最低でも6か月間は二重に保険料を払うことを余儀なくされました。

相手が高齢者であれば、二重払いの負担は生活にも影響しかねない問題。

かんぽ生命だから安心している契約者の信頼を巧みに利用した悪質なやり方です。

その他にも、保険金が支払われなかったり、無契約期間が生じたり、新たな契約ができない等、様々な不利益が発生していることも明らかになりました。

 

問題を引き起こした要因は「営業のノルマ」

公的機関から民間に移行され、意気揚々と思われていたかんぽ生命ですが、民間になったことで売上げノルマがきつくなったようです。

世間では過去にも同様の問題が多数取り上げられ、その都度、コンプライアンスだの経営陣の見直しだの、のニュースが飛び交いました。

それなのに、今回かんぽ生命でも不正が行われてきた事実は、社会にとっても大きな衝撃だったようです。

問題発覚後、次々と明らかになるかんぽ生命の悪質な手口や内部体質の状況。

改善には時間がかかると報道されています。

 

今後のかんぽ生命の動きは?

当初、8月末までとしていましたが、「9月から一気に再開するのは、現実的に困難になった」事を産経新聞は報じています。

さらに、二重に支払われていた保険料の返還の手続きに入るなど、少しずつ動きはあるものの、なかなかスムーズにはいっていないようです。

 

かんぽ生命の学資保険は大丈夫?

朝日新聞デジタルでは「同じ学資保険同士の解約と新契約など、『(書面上など)外形的にみて顧客にとって乗り換えの経済合理性が乏しい』と同社が判断した契約が約5800件あった。」と報じています。

本当に学資保険でも不正販売があったのでしょうか。

 

報道では明記はないが、不正販売の対象に学資保険もありの可能性

上記でかんぽ生命の不正内容をお伝えしていきましたが、いろいろ調べた情報の中で、不正は学資保険にまで及んだ・・と明確にしているものは見当たりませんでした。

しかし、西日本新聞は次のように報じています。

「かんぽ生命のメイン商品である貯蓄型保険は長引く低金利政策によって魅力が薄れ、新規契約の獲得は困難になった。多くの局員は顧客が不利益となる「乗り換え」によって厳しい営業ノルマをしのいでいる。」

学資保険は貯蓄型保険のひとつ。

おじいちゃん・おばあちゃんが孫のために・・と契約していたら・・・。

被害者の多くは高齢者です。

気になる方は状況を確認してみましょう。

 

かんぽ生命の学資保険に加入している人は必ず確認を

現在、学資保険に加入している場合は、契約時の局員の状況を振り返るようにしてください。

・学資保険に加入しているにも関わらず、新たに営業されていませんか?
・途中解約させられませんでしたか?
・その結果、保険料の二重払いはしていませんか?

これらに当てはまることがあれば早急な対応が必要です。

 

2600万人に意向確認!通達文書が来たら内容確認を

7月中旬頃からかんぽ生命は、どこまで不正販売があったのか・・を顧客に確認する作業を行っています。

日本郵便が業務代行をしていて、「ご契約内容確認シート」を使って契約内容を顧客と一緒に確認する作業のようです。

通達があればもちろんですが、心当たりがあるなら、スグに郵便局に行きましょう。

 

不正販売の影響あり!しばらくはかんぽ生命の学資保険に加入はできない

かんぽ生命の自主商品は、終身保険、普通定期保険、養老保険、長寿支援保険、そして学資保険です。

不正発覚後、これらの商品の販売は自粛されていて、保険に加入することはできません。

当初8月末までの自粛だったのが9月以降も継続される学資保険(はじめのかんぽ)は18歳満期用、学資祝金付18歳満期用、学資祝金付21歳満期用と3パターン用意されていて、保険内容もしっかりしたもの。

だからこそ、今回の自粛は残念ではありますね。

 

かんぽ生命で取り扱っている他社の商品は?

かんぽ生命では自社商品は自粛しているものの、アフラックやニッセイなどの他社商品は販売しています。

しかし、他社商品でも不正販売の事実が取り上げられている以上、かんぽ生命を通じて加入するのは控える人が多いのではないでしょうか。

まとめ

かんぽ生命の不正販売問題について、そして学資保険への影響についてお伝えしました。

人によっては、かんぽ生命の学資保険が「うちのライフプランに合っている」と納得して加入された方も多いはず。

しかし、局員の販売方法が悪質だったため、解約増加、人気も急落しています。

ここで言えるのは、商品の質と販売方法は別ものであることです。

局員の販売行動は避難すべきものですが、商品には何ら罪はありません。

かんぽ生命の体制が改善され、クリアな販売が行われるようになれば、選択の中に含めてみてください。

今後の情勢も見極めつつ、わが子にあった学資保険を選択していきましょう。

 

「かんぽ業務停止命令」について

いつから?期間は?

2019年12月27日、金融庁は「かんぽ生命保険」「日本郵便」に対し、保険の新規販売を1/1~3/31の3か月間停止する業務停止命令を出しました。

影響

これにより、かんぽ生命保険は業務停止命令の期間中は保険の新規販売ができなくなりました。

顧客からの自発的な加入希望での申込の場合や、販売を委託されているアフラック生命などの保険商品は、契約を結ぶ生命保険会社の管理体制が適正であれば契約を認めるとされています。

現在加入している保険や、かんぽの学資保険はどうなるの?

加入している保険については、影響なく、保険金などの支払い、保険料の払込、その他の契約の各種手続きなど、通常どおりとなりますので安心してください。

現在かんぽ生命のホームページでは保険に関するページの一部の閲覧を制限しています。

各手続きについては、かんぽ生命ホームページの「保険のお手続き一覧」のページをご覧になれば確認できるようになっています。

今後のかんぽ生命はどうなる?

12月27日の業務停止命令とともに、郵政3社長の会見、辞任がありました。

会見でも批判がありましたが、いまだに被害実態や、不正行為の全容が解明されていない状況に加え、これまでの管理体制や、情報の漏洩問題なども発覚し、組織の立て直しが必要とされています。

業務停止が解除となる4月から保険の営業活動が再開されることになります。

ただ、かんぽ生命というブランドは、今までの大きな信用がなくなり、以前のような信頼を回復できるかどうかはわかりません。

新たな新体制で、どのように業務改善されていくのか、見守っていきましょう。

注意!営業は4月からも自粛継続が決定!

保険の新規販売は2020年3月31日までとなっていましたが、2020年3月25日、日本郵政グループは4月以降も営業活動を自粛すると発表しました。

再開については今後の判断で決定されることになり、はっきりした日程は決まっていません。

再開が発表されました!

日本郵政グループは2020年10月5日から営業の再開を発表しました。

ただ、まずは顧客へのおわびから始めるとのことで本格的な再開は来年度になりそうです。

 

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