学資保険の資料請求とFPに相談する手順について
学資保険の資料請求の方法
資料請求は保険会社に直接問い合わせて行うか、複数の保険会社にまとめて請求するかの2通りがあります。
保険会社に直接問い合わせる場合は、インターネット・電話・その他のいずれかを用いて資料請求を行います。
インターネットを用いる場合は、公式HPにある「資料請求」や「パンフレット請求」という案内をクリックしてください。
クリックした後に名前や住所といった情報を入力するページが出たら、必須項目を入力していきます。
電話で資料請求を行う時は、保険会社の公式HPにある問い合わせの電話番号から連絡しましょう。
オペレーターの指示に従って名前や住所等の情報を伝えれば、資料請求の手続きが完了します。
電話とインターネット以外の資料請求では、金融機関等に設置されているはがきを使う・広告から資料請求を行うといった方法があります。
どの方法を用いても料金は発生しないため、自分がやりやすいと思う方法で資料請求を行ってください。
複数の保険会社にまとめて資料請求したいときは、一括資料請求サービスを利用しましょう。
一括資料請求サービスはインターネット上で提供されています。
一括資料請求サービスは無料で利用できるうえ、特別な会員登録も必要ありません。
一括資料請求サービスを利用するときは、資料請求を行いたい保険会社を選んでから個人情報を入力します。
資料請求画面では保険会社の名前と学資保険のプラン名が一覧で表示されていて、左右どちらかにあるチェックボックスにチェックマークを付けた保険会社のみ資料請求を行う仕組みとなっています。
資料請求を行う保険会社が決まったら、必要な個人情報を入力すれば手続き完了です。
資料が届くまでの期間は早くて2.3日程度なので、届き次第学資保険の内容を確認していきましょう。
FPに相談する方法
FPとはファイナンシャルプランナーの略で、1~3級に分かれています。
FPは学資保険を含めた金融商品の他、不動産や相続・資産運用に関する知識も習得しているため、学資保険の相談と関連づけた生活全般の相談もできる強みがあります。
FPに相談するときは、FPを紹介するサイトを通じて相談する日時と場所を指定するか、各地に設置されている保険の相談窓口に出向くかの2通りがあります。
学資保険についてあらかじめ相談する日時・場所を決めておきたいときは、FPの紹介サイトを利用すると便利です。
相談の時に指定できる場所は自宅・カフェ・FP事務所等があり、利用者のニーズに合わせて選べる利点があります。
また紹介サイトを利用すれば、相談を依頼するFPを自分で選べるため相談時のトラブルも少なくなります。
学資保険の相談をするFPがどんな人物か知りたい・自分がリラックスできる場所で学資保険の相談をしたいと考えている人は、FPの紹介サイトを利用してみてください。
保険の相談窓口で相談するときは、近隣の地域にある相談窓口を検索します。
相談窓口は保険代理店が運営しているので、まずは保険代理店の公式HPから相談窓口を検索してみましょう。
保険の相談窓口は商業施設に設置されていることが多く、利用時間が限られています。
また保険の相談窓口を利用するときは、事前予約が必要な点にご注意ください。
FPの相談は、有料の場合と無料の場合があります。
無料相談の場合は企業に所属するFPが相談を行っているか、金融商品を販売する資格をもった独立系FPが行っているかに分かれています。
どちらの場合でもFPは保険を販売している企業から手数料を受け取っているため、無料相談が成り立っているのです。
有料相談の場合は企業には所属せず、保険商品を販売する資格も所持していないため相談後の契約は自分で行う必要があります。
相談料は時間や内容により異なりますが、1時間当たり5,000円~10,000円という価格帯が相場となっています。
有料相談では、確定申告や相続といった税金関係の相談や弁護士・税理士の協力を必要とする相談も受け付けています。
学資保険を選ぶだけなら無料相談でも十分対応できるので、積極的にFPへの相談を利用していきましょう。
資料請求のメリット
学資保険の資料請求を行うと、学資保険の情報が手に入る以外のメリットがあります。
どんなメリットがあるのか、詳細を見ていきましょう。
学資保険資料請求キャンペーンでプレゼントがもらえる
保険会社が行っているキャンペーンには、資料請求でプレゼントがもらえる場合があります。
プレゼントは食品・家電やオリジナルグッズなど幅広いジャンルがあります。
プレゼントを受け取る条件は資料請求だけなので、契約の必要はありません。
また、キャンペーンは開催期間が限られているため、定期的に保険会社の公式HPを確認してキャンペーンの内容をチェックしましょう。
2020年10月現在で、資料請求によるプレゼントキャンペーンを行っている主な保険会社は、ソニー生命、フコク生命、JA共済などです。
ソニー生命に関しては、現在は無料相談の予約をすると、家電など豪華賞品のプレゼントとなっています。
プレゼントの対象が「先着」となっている場合は、定員に達した時点でキャンペーンが終了してしまいます。
気になるキャンペーンがあるときは、早めに資料請求や相談予約を行いましょう。
手続きをインターネットで済ませられる
学資保険の資料請求はインターネットで行えるため、自分が都合の良い時間帯に手続きができる点が大きなメリットです。
インターネットからの資料請求は日時に関係なく申し込みができるため、仕事や育児・家事の合間に資料請求の手続きをしておくと良いですね。
インターネット上からの手続きであれば、電話口で待たされることもありません。
また、インターネットからの手続きならば、電話をしたくても自分の予定と受付時間が合わないといった事態も回避できます。
学資保険を比較するために素早く情報を集めたいときは、インターネットから資料請求を行いましょう。
複数の保険会社の資料をまとめて請求できる
学資保険を選ぶ時は、複数の保険会社のプランを比較・検討することが重要となります。
この時、1つ1つの保険会社に対して資料請求をするのは面倒なものですが、一括資料請求を使えば手続きは1回で済みます。
また学資保険の一括資料請求サービスを使えば、気になる学資保険のプラン概要を知ることが出来ます。
学資保険の一括資料請求サービスに参加している保険会社の欄をクリックすれば、商品の特徴や学資保険の内容を紹介するページに飛べるのです。
学資保険の詳細や契約条件を知りたいときは、保険会社の公式HPに飛ぶこともできます。
気になった学資保険について資料請求から始めるのも良いですが、時間があるときは保険会社の公式HPを見て、学資保険の概要を把握しておくことをお勧めします。
学資保険は種類が多いため、最初から細かな特徴を把握しようとするとかなりの時間と労力を費やします。
まずは概要を比較し、一括資料請求を行う学資保険の絞り込みを行いましょう。
加入する学資保険の候補を絞り込んでおけば、詳細な比較が円滑に行えます。
資料請求のデメリット
資料請求はメリットが多い反面、デメリットを知らずに資料請求を行うとメリットを十分に生かせません。
デメリットと対策方法を知って、資料請求を効果的に利用しましょう。
学資保険の知識を備えていないと内容が分かりにくい
学資保険の資料に書かれている言葉には、あらかじめ知識を備えていないと意味が分からない表現があります。
例えば「返戻率(へんれいりつ)」という単語について考えてみましょう。
返戻率とは、払った保険料に対して受け取れる学資年金の割合を示す言葉です。
言葉の意味を知っていれば資料をスムーズに読み進められますが、言葉の意味を知らなければ疑問を解決できず、理解がストップしてしまいます。
せっかく学資保険の資料を取り寄せても、その内容が分からないままでは比較のしようがありません。
学資保険に関する知識を万全に備える必要はありませんが、よく使われる用語と意味は覚えておいた方が良いでしょう。
返戻率以外では、「解約返戻金(かいやくへんれいきん)」と「元割れ(もとわれ)」の意味を知っておくと便利です。
解約返戻金は解約払戻金(かいやくはらいもどしきん)と呼ばれることもあり、保険を解約したときに戻ってくるお金のことを指します。
元割れとは、受け取る保険金が支払った保険料よりも下回ることをさします。
解約返戻金・元割れ・返戻率は一緒に使われることが多い用語なので、関連付けて覚えておきたいですね。
資料請求を行った保険会社からの勧誘がある
学資保険の資料請求を行う時は、住所や電話番号を資料請求フォームに入力します。
そして保険会社や代理店は、資料請求フォームの情報を元に利用者に対して勧誘を行う場合があります。
保険会社としては、一人でも多くの人に自社の保険を利用してもらいたいと考えるため、勧誘につながるのは自然な流れと言えます。
保険会社に直接資料請求を行う場合・一括資料請求サービスを利用する場合のどちらでも、保険会社からの勧誘を受けることがあります。
勧誘となると資料請求しづらい気持ちになるかもしれませんが、勧誘の手段は電話やセールスレター等が中心となっており、しっかりと信頼できる保険会社であれば一旦断りの連絡を入れれば以降の勧誘は発生しません。資料で比較検討したい人は、気に入らなければ断ればよいという感覚であまり神経質にならないでよいでしょう。
一方で、勧誘がトラブルの原因となる場合もあります。
保険会社の立場として「しつこい勧誘は一切しない」と明言しているところもありますが、しつこく勧誘を続ける保険会社も存在します。
なぜ学資保険の資料請求で勧誘があるのかというと、学資保険は「ドアノック商品」と呼ばれている商品だからです。
ドアノック商品とは他の商品を購入するきっかけとなる商品のことで、学資保険は収益性の高い保険を売るためのきっかけとして位置づけられています。
学資保険に加入するタイミングの多くは、妊娠中~子供が産まれた直後です。
子供が産まれと学資保険だけでなく、生命保険や医療保険といった複数の保険への加入を検討する家庭が多いため学資保険をドアノック商品として位置づけているのです。
また、学資保険は貯蓄型の保険なので、契約者にとって損失が少ない保険であることもドアノック商品に選ばれる理由となっています。
資料請求は学資保険の内容を知るために行う行動であり、資料請求を行ったら必ずその保険を契約しなければならないわけではありません。
勧誘を受けたときに他の学資保険を選びたいと思ったら、はっきりと断りの意思を伝えましょう。
学資保険の勧誘でトラブルが発生した場合は、各自治体の消費者センターに相談して対策を立てたいですね。
FPに相談するメリット
学資保険を選ぶ時は、FPに相談して決定するのも有効な手段です。
資料請求とは違うメリットもあるので、学資保険選びの手段として活用していきましょう。
学資保険の知識が少なくても理解しやすい
FPは経済の専門知識を備えた国家資格であるため、学資保険の知識が少ない状態で相談しても安心できます。
資料の表現が難しくて学資保険を選ぶ自信がない・学資保険を解説してくれる専門家の意見を聞きたいという人は、FPに相談するのがお勧めですね。
FPは学資保険の他にも経済に関する相談を幅広く受け付けてくれるため、現在の家計に関して疑問点がある時も相談できる点がメリットです。
学資保険に加入すれば保険料の分だけ支出が増えるため、1回に支払う保険料と保険料の払い込み期間は慎重に決定しなくてはなりません。
しかし、家計にとって最適な保険料と保険料の払い込み期間を決定することは難しいものです。
自分たちでは判断が難しいことでも、FPの知識があれば決定しやすくなりますね。
学資保険以外に加入している保険がある場合や2人目以降の子供の学資保険を選ぶ時も、不安な点があればFPに相談してみてください。
家計の負担を最小限に抑えたうえで、効果的な学資保険の選び方が見つかるでしょう。
分からない点をすぐに聞ける
資料を見て分からない点が発生した場合、メールや電話で問い合わせることになります。
しかし、問い合わせの電話は受付時間が限られているためすぐに回答を得られるとは限りません。
また、問い合わせ電話をしてもつながらない・電話窓口での待ち時間が長いときもあります。
特に土日祝日の昼間は、問い合わせ電話が殺到しやすい時間帯なので注意が必要です。
メールの場合はいつでも問い合わせが出来ますが、回答を得られるまでに時間が必要です。
一方、FPに相談する場合は分からない点を相談するとその場で回答が得られます。
FPは、相談者からの質問に対して分かりやすく丁寧な説明を心がけているので、小さな疑問でも遠慮なく相談してください。
FPへの相談を利用すれば、疑問を抱え込まなくて済むため学資保険への理解もスムーズに進められます。
学資保険の知識が全くない状態でも、FPの手助けがあれば自分の家計に合った学資保険が選びやすくなりますね。
勧誘や営業がない
「資料請求を行うと勧誘や営業があるからめんどうだ」そう思っている人こそ、FPへの相談を利用してください。
FPはあくまでも「相談者に合った商品を紹介すること」が仕事ですから、保険の勧誘や営業を行う必要はないのです。
相談した学資保険をと別の学資保険を契約したり、学資保険の契約自体を見送ったりしても問題無いのです。
またFPへの相談は無料でできますし、回数制限もありません。
保険の勧誘へ対応するのが疲れる・トラブルを起こしたくないと思う時は、FPに相談してみましょう。
一度に多くの学資保険を比較したいときにも、FPに相談すると勧誘や営業を受けずに選べます。
入りたい学資保険が複数あって迷っていても、FPの専門知識があれば安心して決定できますね。
もしも入りたい学資保険が見つからなかった場合は、資料だけ受け取っても構いません。
FPへの相談と保険の契約を一緒に行いたいときは、無料相談を利用すると便利です。
特に保険会社に所属するFPへの相談を利用する場合は、相談から契約まで一連の手続きが円滑に進められます。
FPに相談するデメリット
FPに相談するときに考えられるデメリットは、相談場所やFPとの相性が考えられます。
具体的にどんなデメリットがあるのか、詳細を抑えておきましょう。
窓口に足を運ぶ必要がある
保険の相談窓口を利用する場合、各地域に設置された窓口に直接出向く必要があります。
設置されている窓口の場所や数は地域によって違う上に、自宅から近い場所に保険の相談窓口があるとは限りません。
自宅から相談窓口までの距離が遠い時は、FPへの相談を負担に感じることもあります。
保険の相談窓口を利用するときは、近隣の相談窓口の場所を確認してから利用を決定しましょう。
相談窓口が遠い時は、FPの出張相談を利用してみてください。
出張相談では、利用者が指定した場所にFPが出向いて相談に応じてくれます。
出かける時間が取れないときは、自宅にFPを呼んで学資保険の相談を行うのがおすすめです。
自宅での相談なら周囲の視線も気にならないので、相談内容を周りに聞かれたくない人にもおすすめです。
リラックスできる雰囲気で相談をしたいときは、近隣のカフェを相談場所に選ぶのも良いですね。
人によっては対面での相談に苦手意識を感じることもある
人と直接話をするのが苦手な人にとって、FPへの相談はハードルが高いと感じるかもしれません。
相手が専門家ということに身構えて、必要以上に緊張してしまう場合もあるでしょう。
自分の疑問をうまく伝えられるか心配になったときは、簡単なメモ書きでよいので疑問点を書き出してみてください。
相談したいことを書面にしてFPに提示すれば、FP側にとっても答えを探りやすくなるはずです。
FPは学資保険に限らず、金融商品に関して幅広い知識を備えています。
だからといって、相談者に高圧的な態度をとることはほぼありません。
ただ、FPにもいろいろなタイプがいるため、まれに相性が悪いFPと当たってしまう可能性もあります。
相談したFPと相性が悪いと感じたときは、相談窓口を変えたり担当FPを変えたりするといった対応を取りましょう。
相性が悪いFPに相談を続けていると、学資保険選びが負担になってしまいます。
学資保険は子供の将来にかかわる重要な保険ですから、自分にとって相談しやすいFPを選ぶことも重要です。
学資保険に関してFPへ相談するときは、FPが過去に扱った相談内容について調べましょう。
FP紹介サイトや保険の相談窓口に在籍しているFPは、多岐にわたる分野の相談を受け付けています。
学資保険の相談を扱った経験が少ないFPが相談相手だと、満足のいく回答が得られない可能性も考えられます。
まずは、学資保険の相談実績が豊富なFPを選びましょう。
学資保険以外にも相談したいことがあるときは、希望する相談分野の実績を備えたFPであることも忘れずに確認してください。
学資保険選びで資料請求で確認は必ず!FP相談を活用するとなおよい
学資保険を選ぶ時は、資料請求で商品の内容を確認するのはもちろん、FP相談を活用するのもおすすめです。
学資保険の選び方が分からない人や資料の内容を理解できるか不安な人は、FPや学資保険のプロに相談してみましょう。
子供の学費を貯める方法は、学資保険以外も選択肢があります。
自分たちの家計にとって最も効果的な学費を貯める方法は、プロの専門知識と合わせて判断すると確実性が増しますね。
本格的な学資保険の相談前に知識を仕入れておきたいときは、先に資料請求を行うのがおすすめです。
資料の数が多くなると比較に時間がかかってしまうので、取り寄せる資料は多くても3~4社程度に絞り込んでおきましょう。
保険会社を選ぶ時は、一括資料請求サービスを利用するのも便利です。
資料請求を行う保険会社の絞り込みも簡単です。